写真はUS盤のカバーです。
一般的なUS盤で採用される、ボール紙に印刷した紙を貼り付けるA式というつくりでできています。
アトランティック・レコードのロゴの上にレコード番号が記載されていますね。
オリジナル盤、SD8216は77年まで製造されました。
こちらは裏面です。
RIAA特性によって適正に再生されるという旨が記載されています。
アトランティック・レコードが発売するアルバムには、レコードをしまっておくインナー・スリーブがついていました。
ツェッペリンのアルバムの場合、IIIまで使われました。
インナー・スリーブは広告を兼ねていて、発売中のアルバムが印刷されていました。
写真の右上にはツェッペリンとダスティ・スプリングフィールドが掲載されています。
手持ちの一枚の中には、まだツェッペリンとダスティ・スプリングフィールドが掲載されていないインナー・スリーブが使われたものもあります(最初期盤?)。
インナー・スリーブを見れば、入手した盤がいつごろ製造されたか推定することができます。
アトランティック・レコードは何度かレーベルのデザインを変えました。
60年代後半以降のステレオ盤用に採用されていたのは緑白赤の配色のレーベルです。
リム部にはアトランティック・レコードの所在地が印刷されています。
アトランティック・レコードは75年まではBroadwayにあったのですが、それ以降は移転し、レーベルの表記もRockefellerに変わりました。
曲目の下にはST-A-681462 PRと印刷されています。
STはステレオ盤、Aはアトランティック・レーベル。68年に作られた、146番目のマスターを使った、PR工場盤の盤、ということを意味します。
ちなみにA面は1461と記載されていて、A面とB面で1,2を使い分けていたようですね。