2014年~2015年に発売されたSuper Deluxe Editionのブックレットには、リマスターに使われたと思われるマスター・テープの外箱の写真が掲載されています。
こちらはPresenceのB面の外箱です。
このアルバムはドイツのMusicland Studiosで録音されました。
箱にはロゴが印刷された専用の用紙が貼られています。
テープのブランドも記載されていますね。
ドイツ録音らしく、当地のAgfa-Gevaert NV アグフア・ゲバルト株式会社のAGFA PEM 468が使われたようです。
PEM 468、品質がよいことで有名な製品のようですね。
ただアグフアが直接製造していたわけではなく、BASFからOEMで供給を受けていた可能性もあるようですが。。。
エンジニアには、ミックスを担当したKeith Harwoodの名前が記載されています。
ここまで見てみた結果からすると、このテープはミックス・ダウンされたテープなのでしょうか。
レコード・コレクターズによると、ミックスのあとにTrident StudiosでRay Stuffがマスタリングするはずなのですが、彼の名前は記載されていません。
またもしTrident Studiosで作業されたテープなら、Physical Graffitiの外箱のようにオレンジ色の用紙が貼られているのではないでしょうか。
箱にはUS盤のレコード番号のSS8416も記載されています。
これがアメリカに送られてマスタリングされて世界共通のメタル・マザーのもとなったとか???
するとRay Stuffのマスターはどうなったのでしょう??
UK盤の中でも珍しい、マトリックス・ナンバーのサフィックスがA1/B1という盤は、UK盤らしいどっしりとした音で知られています。イギリス人のRay Stuffが手がけた音、といわれればそうかな~と思ってしまいます。。。