前回の続きです。。。
ストーンズのSACDはなかなかいい音ですね。発売当時、レコードやCDで聴こえなかったギターのフレーズが入っていてキース・リチャーズが驚いた、という話も聞きました。
一説によると、レコードのカッティングに使ったテープではなく、トラック・ダウンしたテープからSACDを作ったという話も聞きますが、どんなものでしょうね。
もし本当であれば、元になったテープが一世代若いことが音質向上の原因の一つと考えられるかもしれません。もちろんトラック・ダウンしたテープも経年劣化するはずですが、それでもレコードよりも明瞭な音質を維持しているようです。
山下達郎さんはSACDを聴いたのかなあ~。山下さんは昔のシングルのリミッターのかかった音が好みで、サンデー・ソングブックでオンエアする曲はpro toolsでリマスターするそうです。好みからすると、明瞭なSACDよりもオリジナルのレコードの方がいいかもしれませんね。
そういえばシュガー・ベイブのSONGSについては、2015年にレコード・コレクターズ誌で特集があって、読んでみると面白いです(ツェッペリンのリマスタリング盤についての記事も掲載されていておすすめ)。2005年と2015年に発売されたリマスターCDを聴いたことがありますが、2005年のCDも2015年に劣らず、素晴らしい音でした。。。
さてツェッペリンなのですが、2014年と2015年に発売されたリマスター盤は、元になったのはレコードのカッティングに使ったテープだと思われます。やはり劣化はあったのでしょうか。Ludwig氏がカッティングしたオリジナルUS盤のセカンド・アルバムと2014年のリマスター盤を比較してみると、前者の方が音は明瞭ですね。
ジミーはマスター・テープの音質に自信を持っていたようで、リマスター作業ではリファレンスとしてオリジナルのレコードを聴くことはなかったようです。もし聴いていたらどう考えたことでしょうね。。。
した。