LED ZEPPELIN - CELEBRATION DAYS

Led Zeppelinの音源を少しずつ集めています。

Hard Way To Heaven 16 : Battle Of Evermore

再びヘッドリイ・グランジでの録音に戻ります。

1月の後半は、それまで音源が残されていなかった何曲かについても、作業を始めたようです。

 

今回は、Battle Of Evermoreについて書いてみたいと思います。

 

こちらはSuper Deluxe Editionのブックレットに掲載されたトラック・シートです。

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トラックリストを見ると、1~3がマンドリンとギターによる伴奏と記載されています。

マンドリンはジミーがジョンジーマンドリンを借りて弾いたという話ですね。ジミーはそれまでマンドリンを弾いたことはなかったそうです。

ギターについてはジミーではなく、ロバートが弾いたのですね(!)。

二人で一緒に録音したのでしょうか。

 

10はサンディと書いてありますが、これはサンディ・デニーのことですね。

Battle Of Evermoreは、ツェッペリンの楽曲としては珍しくゲストが参加していて、フェアポート・コンベンションのサンディ・デニーが歌っています。

 

伝統的な音楽に根差した曲をサンディ・デニーが歌うというのは、とてもいいいいアイデアですね。

 

ロバートのヴォーカルについては、なんと6つのトラックを使って収録しているようですね。正式版を聴いてみると、いくつもの声が重なっていて、ああ、なるほどなと思います。

 

トラック・シートに書かれている字はすべて同じ感じですね(コーラスだけは重ねて書かれているようですが)。同時に書いたのでしょうか?

 

ただすべてのパートを一緒に録音したかというとそうでもなく、サンディ・デニーはのちにロンドンでダビングしたというのが定説です。

 

ロバートはどうでしょう。ギターを弾くのは知っていましたが、歌いながら弾けるのかな????

 

Companion DiscにはBattle Of Evermoreが、Battle Of Evermore Mandolin / Guitar mMix From Headley Grangeとして収録されているのですが、ブックレットにはどう書いてあるでしょう。

 

見てみると、録音は1月29日にヘッドレイ・グランジで行われたようですね。

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おそらくヘッドリイ・グランジでは、マンドリンとギターのみ録音して、サンディ・デニーはもちろんロバートによるヴォーカル(とヴォーカルのオーバー・ダビング)は後日行われたのではないでしょうか。

 

トラック・シートへ書き込んだのはすべてのトラックを録音した後のことで、清書したのかも知れませんね。

 

 

最後にBattle Of Evermore Mandolin / Guitar mMix From Headley Grangeを聴いてみましょう。

 

正式版と同じテイクなのですが、マンドリンとギターによる演奏で、ヴォーカルは入っていません。

 

マンドリンのエコーは被せられているようで、このミックスは1~3のトラックから作られたようですね。左のチャンネルにマンドリン、右にはギターが配置されています。

 

曲の長さは大分違っています。正規版は5分52秒なのですが、Battle Of Evermore Mandolin / Guitar mMix From Headley Grangeは、4分13秒と大分短くなっています。

 

マンドリンとギターは、延々と同じフレーズが続けるため、Companion Discに収録するには少し冗長だったとか。聴きやすくするために編集した可能性もあるかもしれませんね。

Hard Way To Heaven 15 : Black Dog Basic Track With Guitar Overdubs

Companion Discに収録されたBlack Dogの Basic Track With Guitar Overdubsを聴いてみます。

 

全体的な印象は、リズム・トラックにギターのリフは大体オーバー・ダビングができていて、ヴォーカルのいくつかのトラックをラフにミックスしたもの。詰めはこれからだけれど曲の雰囲気はこんな感じかなと確認できる状態になった、というところでしょうか。

 

昔、よく通っていたレコード屋の店員さんから、”Four Symbolsって暗くないですか?”と訊かれたことがあります。。。

 

暗いという表現が当たっているかどうかわからないのですが、ギターのリフは独特な音ですね。Rock And Rollもそうですが、ライブの音はいつものツェッペリンなのですが、スタジオ版はちょっと冷たい印象があるかも知れません。

 

ギター・ソロはまだ収録されていません。正式版では最後まで延々続くソロがないせいか、収録時間は短く編集されていませんね。

 

こちらはSuper Deluxe Editionのブックレットに付属していたトラック・リストです。

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ボーカル・トラックが5つもありますね。

 

正式版は整然とした印象がありますが、Black Dogの Basic Track With Guitar Overdubsはまだまだ未完成な状態です(エコーも深めですね)。

 

たくさんのトラックを録って、その中からどれを使うか選んで。。。

ミックスの作業は大変だったのではないでしょうか。

 

曲を仕上げる過程を捉えた興味深い音源ですね。

Hard Way To Heaven 14 : Black Dog Basic Track With Guitar Overdubs

12月5日にアイランド・スタジオでは、Stariway To Heavenのベーシック・トラックが録音されましたが、この他にもBlack Dogについての作業も行われました。

ヘッドリイ・グランジで録音されたベーシック・トラックにギターをオーバー・ダビングしたようです。

 

ジミーの自伝、「奇跡 ジミー・ペイジ」にこのあたりのことが書かれています。

 

内容をまとめると。

  • Black Dogは、ジョンジーがリフを思いついて、ジミーがFleetwood MacのOh Wellのように作り上げていこうと提案した。
  • さらにロバートの提案で、ヴォーカルとバンドとの間でコール・アンド・レスポンスとなるような形とした。
  • この曲はさすがに正確に演奏するのは大変で、かなりのリハーサルを要した。よく聴くと、ブレイクから楽器が入りやすいようにボンゾは小さくスティックで合図しているのがわかる。
  • リズム・トラックは、ヘッドリイ・グランジで録音されたが、ジミーはギターの音に満足せず、アイランド・スタジオで録音をし直した。
  • 録音は、レス・ポールの出力をダイレクト・ボックスを経由してミキシング・コンソールのマイク・アンプに接続して行った。さらに二台のUniversal Audio 1176を繋げて、ギターに目いっぱいの歪みとコンプレッションをかけた。
  • リフは左・右・中央の3トラック録音したが、ソロはもっと普通に、レズリー・スピーカーを通してそれをマイクで収録するという方法をとった。

なかなか凝っていますね。。。

 

この時期の制作の過程、Companion Discに収録されたBlack Dogの Basic Track With Guitar Overdubsで確かめることができます。

 

まずはSuper Deluxe Editionのブックレットに付属していたトラック・リストを見てみましょう。

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1~5までがヘッドリイ・グランジで録音されたトラックなのかも知れません。

1~3のボンゾのドラムは、いつものように3トラックを使って録音したようですね。

5が気になります。OLD GUITARと書かれていますが、これはヘッドリイ・グランジで録音したときのギターで、正式版では使われなかったトラックでしょうか。

 

オーバー・ダビングをしたあとからOLDを加えたわけではなく、最初からOLD GUITARと書いたように見えますね。ベーシック・トラックを録音した時点で、ギターはあとから録音しなおす。あくまで演奏を円滑に行うためのガイドのような扱いだったのかも知れません。

 

6~7はリフで使ったという3つのトラックなのかもしれません。7はHARMONY GUITと書いてありますが、Stairway To Heavenで使ったアコースティック・ギターでしょうか? いやまあ、おそらくそんなことはなくて、左と右に対して調和したとかいう意味を込めた中央のトラックではないかと思います。

 

9は消されています。10、11も書き直されています。録音作業の試行錯誤が垣間見えるようですね。少し読みにくいですが、10と11はそれぞれ、1/2HALE(HALFの書きそこない?)、2nd HALFと書かれているでしょうか? ギター・ソロのトラックだと思うのですが、なにを意味しているかちょっと分からないですね。。。もしかしたら別音源にそのカギがあるかも知れません。もう少し調べてみたいと思います。

 

12~16はヴォーカルなのですが、4トラックも使っているのですね。あらためて正式版を聴いてみると、確かに複数のトラックを使って録音していると言われると、なるほどと思ってしまいます。

 

次回は、Companion Discに収録されたBlack Dogの Basic Track With Guitar Overdubsを聴いてみることにします。。。

 

 

 

Hard Way To Heaven 13 : Stairway To Heaven Basic Track

11月からヘッドリィ・グランジで録音作業を続けていたツェッペリンですが、12月5日にはロンドンのアイランド・スタジオで録音作業を行ったようです。

 

録音した曲は、Stairwa To HeavenとBlack Dogでしたが、今回はStairway To Heavenについて書いてみたいと思います。

 

前回までに書いた通り、Stairway To Heavenはヘッドリイ・グランジでリハーサルを続けたのですが、正式な録音は正規の録音スタジオで行いました。

 

アコースティック・ギターとドラムを一緒に録音するのは、少々無理があったのかも知れませんね。部屋が小さくて、アコースティックギターのマイクにドラムの音が被ってしまうとか、技術的に問題があったのでしょう。

 

12月5日には、ベーシック・トラックを録音したようです。ベーシック・トラックそのものを聴くことはできないのですが、アコースティック・ギター、ドラム、ホーナーのアップライトのピアノ(ヴォーカルも?)による演奏を、せーので録音したのだと思います。

 

その様子は、BS-TBSのSong To Soulという番組の中で、アシスタント・エンジニアだったリチャード・ディグビー・スミス氏が語っています。

 

その内容をかいつまんで書いてみると。。。

 

  • アイランド・スタジオ(現在はSARMスタジオというそうです)の二階にあるスタジオ1で録音した。
  • 建物はもともと教会で、天井が高い構造となっている。
  • 当時はスタジオ1を見下ろせる位置にミキシング・ルームがあったが、改装されてしまって今は残っていない。現存しているのは二階に登る階段(スミス氏は天国への階段と呼んでいました)のみ。
  • バンドは十分に準備していて、リハーサルなしでいきなり録音を始めた。
  • この日に録音したのはベーシック・トラックで、テイク1から完璧だった。間違いもなくリズムも正確で、皆が喜んだが、ジミーだけは黙っていた。
  • ボンゾは、”ジミーが何を考えているかわかる、気に入らないんだろう”と言って、憮然としながらも、もう一回録音するためにフロアに戻っていった。残りのメンバーも仕方なく引きずられた。
  • 結果的にはテイク2の出来は素晴らしく、ボンゾは”やはりジミーの言う通りだった”と漏らし、二人はハグをした。

 

 

ヘッドリイ・グランジで録音された音源はまだまだ未完成な状態でしたが、アイランド・スタジオでの録音するまでに入念な準備をしたのでしょうね。

僅か2テイクでベーシック・トラックが録音できたのにはびっくりです。

 

スミス氏も当時のことをよく憶えていて、話しぶりからしてとても印象深かったようです。

 

12月5日にはベーシック・トラックが録音されたのですが、この後、1月にかけてオーバー・ダビングの作業を行ったと思われます。

 

エンジニアのアンディ・ジョンズは、インタビューでその様子を話しています。

 

"We tracked it with drums and acoustic guitar and John Paul was playing an upright Hohner piano. I'd never even seen one before or since. The drums come in later because it's a 'building song', innit! I didn't have a lot to do with Stairway except for the 12-string guitar sound that I really liked at the time.

 

"Jimmy was always running his 12-string Rickenbacker through a box, which is a good sound. But if you do it direct and compress it, you get a much more bell-like quality. So I suggested we try that and he really liked it. There was a bit of a struggle on the solo. He was playing for half an hour and did seven or eight takes. He hadn't quite got it sussed. I was starting to get a bit paranoid and he said, 'No, no you're making ME paranoid.' Then right after that he played a really great solo."

 

12弦のギターが使われたのですが、ギブソンのEDS-1275ではなく、ジミーはリッケンバッカーを弾いたようですね。

ライブ映像や写真で知られているEDS-1275は、この時期にはジミーは入手はしておらず、ギブソンに特別注文をしていました。実際に使い始めるのは3月のライブ演奏からですね。

 

 

リッケンバッカーをVOXのアンプに繋ぐのがジミーのお気に入りだったようですが、この曲ではダイレクト・ボックスに繋いで、コンプレッションをかけて録音したようです。

 

ギター・ソロは30分かけて7、8テイク演奏したようですが、うまくいかず、その後に素晴らしいソロを弾いたのだとか。

 

このインタビューとは別なものですが、ジミーはかなり混乱していたとジョンズが回想するインタビューを読んだことがあります。

 

ベーシック・トラックはあっという間に仕上げたのに、ソロでつまずいてしまったようですね。。。

 

Hard Way To Heaven 12 : Headley Grange Session #7

Stairway Sessionが続きます。

 

こちらはStairway Sessionの音源に収録された曲で、今回は12.以降です。

  1. Stairway To Heaven #1
  2. Electric Piano & Acoustic Guitar
  3. Black Dog acoustic #1
  4. Black Dog acoustic #2
  5. Black Dog #3
  6. Black Dog #4
  7. Black Dog #5
  8. Black Dog #6
  9. Black Dog #7
  10. Black Dog #8
  11. No Quarter
  12. Stairway To Heaven #2
  13. Stairway To Heaven #3
  14. Stairway To Heaven #4
  15. Hots On For Nowhere
  16. Stairway To Heaven #3
  17. Stairway To Heaven #4


12.-14.は アコースティック・ギターエレクトリック・ピアノによる演奏で、収録時間はそれぞれ2分30秒、1分30秒、3分くらいです。

内容は1.の続きで、歌詞でいうと”It makes me wonder”から、ジミーがファンファーレと呼んでいる部分、さらにギターソロのバッキングにあたるあたりまでを演奏しています。ジミーはギターを弾きながら、ジョンジーにこんな風だよ、と伝えているようです。BS-TBSで放送されたSong To Saulという番組のインタビューでは、ジミーは他のメンバーに曲の構成を忍耐強く伝えたと語っていますが、まさにそんな雰囲気ですね。

 

15.は、エレクトリック・ギターによる演奏で、収録時間は1分ほどです。ブレイクを含んだリフを延々と続け、最後にロバートがギターのリフをスキャットでなぞって終わります。

 

16.は、アコースティック・ギターエレクトリック・ピアノ、ヴォーカルによる演奏です。途中、リコーダー(?)のような音も入ります。収録時間は6分10秒程度で、曲を一通り演奏しています。

歌詞も少しづつ出来上がっているようですね。ジミーによると、ヘッドリイ・グランジの部屋にあった暖炉の前に座ったロバートは歌詞を一気に書き上げたそうです。Led zeppelin IIIではヴォーカル抜きのアウト・テイクが多く、それは歌詞の出来上がりが間に合わなかったからだと思うのですが、Four Symbolsでは様子が違うようです。

ヘッドリィ・グランジの建物には創造力を刺激する何かがあって、ロバートは次々に歌詞を考えていったそうですジミーはインタビューでロバートに対して channelingという言葉を使っていました。

 

17.は、16.からさらに発展しています。正式版のように、アコーステック・ギター、エレクトリック・ギター、エレクトリック・ピアノ、リコーダー、ドラム、ヴォーカルによって演奏されています。不完全ながら、歌詞もギター・ソロも入っています。

またこれまでの演奏と違った録り方をしていて、各楽器の音が近く、ステレオで収録されています。楽器が増えて、特にアコースティック・ギターとドラムが一緒に演奏するため、マイクの位置や録音レベルが適正になる様に工夫したのかもしれません(ハウリングが起きたりもしていますが。。。)。

ギター・ソロに入るまでに少しアコースティック・ギターが聴こえない間があるので、もしかしたらジミーはギターを持ち替えたのかも知れません。マルチ・トラックでの録音もしなかったのではないでしょうか。

 

何かのインタビュー(だったか伝記)で、ジミーは、音量差の違う楽器が同居するStairway To Heavenをヘッドリィ・グランジで録音するのには無理があったと話しています。このためいったん場所を移し、12月5日にIsland Studiosで正式版のベーシック・トラックが録音されたようです。

Hard Way To Heaven 11 : Headley Grange Session #6

Stairway Sessionの続き。前回が1.と2.だったので、今回は3.から始めます。

  1. Stairway To Heaven #1
  2. Electric Piano & Acoustic Guitar
  3. Black Dog acoustic #1
  4. Black Dog acoustic #2
  5. Black Dog #3
  6. Black Dog #4
  7. Black Dog #5
  8. Black Dog #6
  9. Black Dog #7
  10. Black Dog #8
  11. No Quarter
  12. Stairway To Heaven #2
  13. Stairway To Heaven #3
  14. Stairway To Heaven #4
  15. Hots On For Nowhere
  16. Stairway To Heaven #3
  17. Stairway To Heaven #4

  

3. 4. はアコースティック・ギターによる演奏です。歌詞で言うと、Hey Baby, Oh Baby, Pretty Baby, Darlin' makes 'em do me now... あたりの部分を繰り返しています。収録時間は3が1分半程度、4が30秒ほどでしょうか。


5. ~10.は、4人揃っての演奏です。

5. は初めから演奏しようとするのですが、すぐに中断してしまいます。収録時間は9秒くらいです。

6. ではリフを練習しています。このリフはジョンジーが考えたようで、彼が弾くフレーズにジミーとボンゾが合わせようとしている様子がわかります。収録時間は20秒くらいです。

7. でもリフを演奏しています。ジミーとボンゾは6.よりもこなれてきましたが、後半部分ではついてこれません。ロバートも歌っていますが、まだ歌詞は断片的なものですね。収録時間は1分くらいです。

8. 9. では、リフの続きをジョンジーが弾いてみせて、ジミーとボンゾがそれに就いていっています。8.と9.の収録時間は共に40秒程度です。

10. ではたどたどしいのですが、通して演奏しています(スゴイ!)。しかも後半には(ちょっと怪しげですが)ギター・ソロも入っています。収録時間は4分です。

 

11.ではNo Quarterが収録されています。曲の基本的な構成がすでに完成しているのはびっくりです。ただ本来よりもテンポが速く、また歌詞も未完成です。ロバートはスキャットで演奏に合わせていますね。

  

次回は12. 以降となります。

Hard Way To Heaven 10 : Headley Grange Session #5

ヘッドリィ・グランジで行われたセッションが続きます。

 

今回はFour Symbolsに収録された曲が収録された、Stairway Sessionと呼ばれていている音源です。

 

収録時間は43分ほどあって、曲目は以下の通りです。

  1. Stairway To Heaven #1
  2. Electric Piano & Acoustic Guitar
  3. Black Dog acoustic #1
  4. Black Dog acoustic #2
  5. Black Dog #3
  6. Black Dog #4
  7. Black Dog #5
  8. Black Dog #6
  9. Black Dog #7
  10. Black Dog #8
  11. No Quarter
  12. Stairway To Heaven #2
  13. Stairway To Heaven #3
  14. Stairway To Heaven #4
  15. Hots On For Nowhere
  16. Stairway To Heaven #3
  17. Stairway To Heaven #4

天国への階段と、Black Dogのリハーサルが主な内容で、他に軽いジャム・セッション、のちに聖なる館に収録されるNo Quarterが収録されています。

 

Super Deluxe Editionに付属していたブックレットによると、天国への階段のベーシック・トラック は、12月5日に録音されたようなので、この音源は11月中旬位から12月初めに録音されたと考えられます。

 

話は飛びますが、BS-TBSにSong To Saulという番組があって、毎回有名な曲を採り上げて深堀をしています。2014年にはStaiway To Heavenが採り上げられました。(当時リマスターの宣伝のために来日していた)ジミー本人のインタビュー、Headley GrangeやIsland Studiosでの取材があったりでなかなか興味深い内容となっていました。

 

この番組で放送されたジミーへのインタービューによると、Staiway To Heavenはもともと3つの部分を繋ぎ合わせたそうですね。

 ジミーが自宅で、アコースティック・ギターを弾きながら作った素案をもとに、ヘッドリイ・グランジで他のメンバーも交えてだんだんと完成させたのだとか。

 

1.は、アコースティック・ギターエレクトリック・ピアノによる演奏です。

右にギターが、左にピアノが録音されていますね。

Stairway To Heavenが三つの部分で構成されているのだとしたら、最初の印象的なアルペジオの部分にあたります。収録時間は3分50秒ほどです。

ここでのエレクトリック・ピアノは、歌メロに近いメロディを演奏しています。ジミーのギターの演奏は、すでに完成しています。

 

ところでStairway To Heavenは、Spirit のTaurusのフレーズを拝借したという説もありますが、実際のところどうでしょうか。。。 リハーサル初期の演奏がTaurusに酷似していて、だんだんとStairway To Heavenに変わっていく、ということはなく。

聴く限り、最初からStairway To HeavenはStairway To Heavenだったようですね。いろいろな音楽を聴いていたジミーが、たまたま頭の片隅にTaurusのフレーズが残っていたのかも知れませんが。そのへんは音源を聴いてもはっきりわかりません。

 

2. はアコースティック・ギターエレクトリック・ピアノによるシャッフルの演奏です。やはり右にギターが、左にピアノが録音されていますが、きっちり分離しているわけではないようです。

ピアノの下降していくフレーズがなかなか印象的ですが、のちのツェッペリンの作品の中で、一部であっても聴くことはないですね。収録時間は4分ほどです。

 

次回は3.以降について書いていきます。