ラウドネス・ウォーについての解説が、Wikipediaに掲載されています。
2000年代は、デジタル技術で簡単にラウドネスをあげることができるようになったため、世の中の音楽が皆ラウドになってしまったのだとか。
本来ダイナミック・レンジが広かったツェッペリンの音楽ですが、当時のラウドな音楽と比べるとちょっと貧弱な音に聴こえてしまうかも知れません。
このような世の中の流れの影響を受け、この時期に発売された、How The West Was Won、Mothership、The Song Remains The Same (最強盤) はラウドなマスタリングが施されたように思えます。
どれだけラウドなのか、2018年版と2007年版のThe Song Remains The Same を測ってみました。
2006年頃に測定ツール、ラウドネス・メーターが考案され、今ではラウドネスをフリー・ソフトやアプリで簡単に測定することができます。
今回はこちらはオンライン上でラウドネスを測定できるサイトを利用しました。
こちらは2007年版リマスターの結果。
こちらは2018年版リマスターの結果。
Integratedの値がダイナミック・レンジを示します。
この値が大きいとダイナミック・レンジが広く(ラウドネスが低い)、小さいとダイナミック・レンジが狭い(=ラウドネスが高い)ということになります。
値を比べてみると。。。
2007版 : 7.94LUFS
2018 版 : 9.28LUFS
となっていますね。
2018年版は、2007年版に比べてダイナミック・レンジが広くマスタリングされているようです。