よく永遠の詩は編集されたもので、本当のライブではないといわれています。
どんな風に編集されたのか、サントラ盤についてざっとまとめてみました。
実はこれを詳細に検証している友人がいるのですが、彼ら程のことはとてもできません。
ここではとりあえず、ざっと、ということで。
ところで、三日間のコンサートには非公式に出回っている音源が残っています。ただし27日のRock And RollからThe Song Remains The Sameまでは、どのような形であれ見つかっていません。検証をする人たちは28日でも29日でもない演奏であれば27日であるはずだと考えているようです。ここでも同じように考えることにします。
Rock And Roll
演奏は28日で始まり、1分経ったあたりで27日に切り替わります。その後、3分強経ったあたりで28日に戻ります。ヴォーカルに関しては、一部スタジオで差し替えられたようです。
Celebration Day
28日で始まり、二度目のギターソロ以降は29日に切り替わります。曲の最後、ギターの音のみですが28日に戻ります。ヴォーカルの差し替えはこの曲にもあるようです。
The Song Remains The Same
すべてが28日の演奏です。ヴォーカルの差し替えはこの曲にもあるようです。
The Rain Song
すべてが28日の演奏です。
Dazed And Confused
すべてが27日の演奏です。何箇所かカットされ、収録時間が短くなっています。LPに収録することを考慮したとも考えられます。
No Quarter
27日で始まり、3分半経ったあたりで28日に切り替わります。9分弱経ったあたりで27日に戻り、10分弱経ったところで28日に切り替わります。二度目の27日の部分はこのツアーではあまり演奏されたことのない、ジョンジーのソロとジミーのギターの掛け合いを聴くことができます。
Stairway To Heaven
29日で始まり、2分弱経ったあたりで27日に切り替わります。終盤9分経ったあたりで28日に切り替わります。
Moby Dick
すべてが28日の演奏です。何箇所かカットされ、収録時間が短くなっています。この日のドラム・ソロは30分近く演奏されているので、さすがに短くしなければならなかったのでしょうね。
Whole Lotta Love
出だしのわずかな部分が29日で、残りが27日です。
エディ・クレイマーのインタビューによると、サントラ盤はエディが作ったQuadからリミックスされたようです。
ツアーの最後で、ロバートの声の具合が悪かったため、スタジオで差し替えたと語っていますが、確かにそういう箇所があるように思えます。
全体的に見ると27日と28日の演奏を元に編集したようです。。。
ちなみに27日では、ジミーはRock And RollからBlack Dogまでのどこかでギターの弦を切ってしまったようです。また27日と28日のHeartbreakerでもジミーは弦を切ってしまい、Whole Lotta Loveのイントロは欠けてしまっています。
Celebration Dayには28日と29日が使用されたこと、Whole Lotta Loveの序盤には29日が使用されたことは、ジミーが弦を切ってしまったことと関係があるように思われます。
29日の演奏を聴いたことがあるのですが、全体的に曲が長く、ロバートの声が枯れ、演奏も大味な印象を受けました。
27日と28日のいいところを使って、変えの効かない部分だけ29日を使ったのでしょうか?
ただしこれではCelebration DayとStairway To Heavenの一部で29日を使った理由はわからないですね。。。