LED ZEPPELIN - CELEBRATION DAYS

Led Zeppelinの音源を少しずつ集めています。

「永遠の詩」のつくりかた5

続いて映画の方も。

 

映像の方はまだよくわからない部分もあるので、今回は音声についてざっとまとめました。

 

先にQuad音声を作ったので、それに併せて映像を被せればよいのか?と思うのですが、そううまくはいかないようです。

 

映画を見ると、27日と29日の映像が多く、28日はあまり使われていないようですね。。。

 

どうやって映像を見分けたらいいのでしょう?

ひとつのヒントとなるのが、ジョンジーのシャツです。

27日は肩が赤いシャツ
28日は紫色のシャツ
29日は白いシャツ
(ただしコンサートの前半では上着を着ているのでわかりにくいのですが。。。)

 

27日と29日が多く収録されたと書いたのですが、どの曲も断片的で、イメージ・フィルムやスタジオで収録された映像で補完しなければどの曲も成り立たなかったようです。

 

スタジオで収録された映像。。。。あまり生々しくない映像、作ったような映像というと怪しいのですが、なんともいえませんね。ステージ脇にいる人たちをよく見るとわかるような気もしますが。

 

結局のところ、27日と28日から構成されたサントラはそのまま使えず、映像が残っている部分を軸につぎはぎをして、どうにか体裁を整えたというところでしょうか。

 

エディ・クレイマーはサントラは作ったけれど、映画は関わらなかったとインタビューで答えています。これらの手の込んだ編集はピーター・クリフトンが呼び寄せたディヴィッド・グラッドウェルによって行われたでしょう。

 

以下、映画に使われた演奏です。。。


Rock And Roll
音については27日の演奏が使われているようです。
ただしヴォーカルとギターに関しては、一部スタジオでオーバー・ダビングが施されたようです。

 

Celebration Day
サントラでは、28日と29日の演奏が使われましたが、映画には収録されませんでしたね。

 

Black Dog
サントラに収録されていなかった曲ですが、映画には収録されています。
映画では29日の演奏が使われましたが、曲の中間部がすっぽりと抜けています。

 

Since I've Been Loving You
サントラに収録されていなかった曲ですが、映画には収録されています。
9つの部分からなり、27日と29日の演奏が交互に使われているようです。

 

No Quarter
サントラでは、27日で始まり、28日に切り替わります。切り替わったあと一分半だけ27日の演奏を挟みます。
映画では、27日で始まり、2分半経ったあたりで29日に切り替わり、1分弱経ったあたりで28日に切り替わります。サントラに入っていた1分半だけの27日の演奏は収録されていません。

 

The Song Remains The Same
サントラと同じようにすべてが28日の演奏です。

 

The Rain Song
サントラと同じようにすべてが28日の演奏です。
ただし、映像のつなぎのためか、7秒ほど短くなっているようです。

 

Dazed And Confused
サントラは27日の演奏でしたが、映画では27日を中心に28日、29日の演奏が含まれています。

 

Stairway To Heaven
サントラは、29日で始まり、27日、28日に切り替わります。
映画では27日の演奏で始まり、9分経ったところで28日に切り替わります。

 

Moby Dick
サントラは28日の演奏でしたが、映画では28日の演奏を中心に一部27日の演奏が含まれています。

 

Heartbreaker
サントラに収録されていなかった曲ですが、映画には収録されています。
映画では27日の演奏が使われましたが、短く編集されています。

 

Whole Lotta Love
サントラは冒頭のみ29日で、それ以外は27日でした。
映画ではすべて27日が使われました。