たまに話題になりますね。
録音と言っても会場でファンが録音したテープ、ではなく正式なもの。
日本グラモフォンやワーナー・パイオニアで担当だった、折田氏のインタビューでは、東京と大阪二日ずつ、4公演が録音されたとのことです。
当時は8トラックを録音できる機材がないため、オタリの4トラックを同時に動かしたとか。
でも、録音品質上の問題を理由にメンバーから使用許可が下りなかったといいます。
また別の説では録音をしたけれど、録音品質の問題で、他の録音に使われてしまったという話もあります。
9月29日の大阪公演は、正式に録音したもののコピーというテープが昔からあって、海賊盤に使われています。但し聴いてみると、各楽器の音量のバランスが悪く、これを公式版には使えないな、という印象です。
録音品質の問題という話が本当なら、またこのテープが本当に正式に録音されたものであれば、話の辻褄が合います。
さらに大阪二日間の録音が、一部だけですが出回っています。
こちらも正式に発売するにはいまいちですが、それまでのテープより各楽器の音量のバランスはとれています。
一説によると、Showcoの録音担当者はPAからレコーダーに繋ぎ、演奏を密かに録音していた。それらの音源が近年出回っているとも言います。
残念なことに、ジミーはライブの記録を残すことに熱心ではなかったようです。
記録のために残したPA卓から落としたカセット・テープとか、Showcoを由来とするものは残っているのですが、24トラックで収録したちゃんとした音源というのは限られてしまうようです。
日本公演から50年も経ってしまいましたが、いつかはいい音で来日公演を聴いてみたいですね。