今回は「The Rain Song」のデモ・テイクについて書きます。
この音源も海外の友人に聴かせてもらった数本のテープの中に収録されていました。
収録時間は約4分半と短く、1テイクだけ収録されています。
演奏はアコースティック・ギター一本によるもので、静寂な印象を受けます。
レコードになった「The Rain Song」そのままではなく、いくつかのフレーズが出てきては消え、全体的には「The Rain Song」を思わせる、そんな雰囲気です。
この音源を録音した時期は、1971年という説があったり、でもやっぱり1972年かもと言われていたり、はっきりとしたことはわかりません。
レコードになったテイクは72年5月に録音されたのですが、雰囲気が大分違うため、ずっと早い時期に録音されたのではないでしょうか。
「The Rain Song」が制作されたきっかけは、ジョージ・ハリソンから「Led Zeppelinはバラードを作ることができない」と言われたからなのだそうですね。
この言葉を受けて、ジミー・ペイジはかつてのアイデアの断片の中からメロウなフレーズを選び、一つの曲にまで発展させたのかもしれませんね。
1. The Rain Son Acoustic Demo 4:23