ジミーがLucifer Risingのサントラを作り始めたのは72年ですが、なかなか完成には至りませんでした。
76年にはアンガー監督が遂に(というか突如?)、ジミーを糾弾する声明を出します。
監督の言い分はというと。。。
・なかなか完成しなかった。
・できたものは30分くらいの音楽で短く、依頼した曲調とは違った。
といった内容だったようです。
映画自体は30分足らずでしたし、ジミーの音楽が短かったということで批判されるのはおかしいようにも思えます。
一方でツェッペリンの活動の片手間に担当していたので、なかなかアンガー監督の希望通りにはならなかったのかも知れません。
でも、できた音楽を聴いてみても、映画の雰囲気に全く合わない音楽ではないような気もします。。。
音楽そのものよりも、意思の疎通ができなかったために、こじれちゃったのでしょうか。
アンガー監督は、ジミーの奥さんのシャーロットとも口論をしたなんて話もあります。そんなこんなで、ジミーの作った音楽はお蔵入りになってしまいました。
その後サントラは、映画に出演する予定でもあったボビー・ボーソレイユが担当し、80年に映画は完成します。
ボビー・ボーソレイユは、マンソン・ファミリーと関係があり、ずっと刑務所に服役していました。サントラは、なんと刑務所の中で作ったそうです。
こちらは完成した映画で、ボーソレイユが作った音楽を採用しています。
Lucifer Rising 1972 High quality - YouTube