今度はロバートが、飛び入りしたそうです。
YOUR TIME IS GONNA COME: Rising from the stage pit, the legendary John Paul Jones stunned @BigEars by opening his set at the Tennessee Theatre in #Knoxville with this @LedZeppelin classic. Incredible! @J_PJones #BigEars pic.twitter.com/O1Npe3EDcX
— sometimes salvation (@ssalvation) 2024年3月22日
ジョンジーが久しぶりに演奏をしたそうです♪
"Sound Tracks"には、CD2枚分に及ぶ多くの音源が収録されているのですが、実はまだ未発表の音源も残っています。
”73 Boleskin”と名付けられたテープがあって、海外の友達に聴かせてもらいました。
なかなか珍しいものではないかと思います。
内容はというと、二種類のテープがありまして。。。。
まずは一つ目。
1-1 73xxxx Boleskin #1-1 22:29
1-2 73xxxx Boleskin #1-2 1:02
1-1は、ジミーの音楽が被せられた映像や、公式版に収録されている"Lucifer Rising - Main Title"と基本的に同じものです。
それぞれの違いはというと、内容が内容だけに厳密に比べるのは骨が折れそうで。。。
ちょっと聴いて気が付いたのは、19分くらいのところで爆発音(?)が重ねられていることでした。
収録時間では、"Lucifer Rising - Main Title"よりも長く、映像より短いです。
但し、最初に何か他のミュージシャンの(?)録音と、最後にノイズが録音されていて、正味は20分ほどでしょうか。
1-2は音楽というより効果音という感じで、弓弾き(だと思うのですが)の短い演奏が聴けます。
もう一つは"Out take"と名付けられたものです。
2-1 73xxxx Boleskin outtake #2-1 0:42
2-2 73xxxx Boleskin outtake #2-2 1:26
2-3 73xxxx Boleskin outtake #2-3 2:03
2-1と2-2は"Sound Tracks"に収録された"Unharmonics"の、2-3は"Desmask - Ambient"のテイク違いです。
"Sound Tracks"には、他に"Sonic Texures"と名付けられた断片的な効果音のような曲が収録されています。
何度も聴くようなものではないですが、なかなか興味深くはあります。
前回、ジミーのサントラ盤に収録されている"Lucifer Rising - Main Title"は、映画に使われたと書きました。
映画には、ボーソレイユの音楽が使われたはずなのに。。。
それはその通りで、公式版ではボーソレイユの音楽が使われています。
ただ、これとは別に一部のファンの間では非公式版が流通していて、この非公式版にジミーの音楽が使われているのです。
この非公式版、映像自体は公式版と同じなのですが、被せてある音楽がジミーが作ったものに差し替えられています(制作の流れからするとジミーの作った音楽がボーソレイユの音楽に差し替えられたのでしょう)。
ちょっと見てみると。。。
こちらの画像は非公式版をキャプチャーしたものです。
VHSを何度かダビングしたらしく、画質や音質はそれなりに劣化していますね。
ところでこの映画は27分の長さです。
一方、"Lucifer Rising - Main Title"は20分しかありません。
曲は冒頭から被せられているので、映画の最後の部分は、音楽が足りなくなってしまいます。
非公式版では、足りなくなる部分は、別な音楽で補われていています。
補われた音楽はサントラに収録されなかったため、非公式版の映像だけでしか聴くことができません。
ジミーが作ったサントラは、彼のオフィシャル・サイトで販売されていて、今では容易に聴くことができます。
但し限定盤もあって、そういう盤は入手に工夫が必要かも知れません。
最初に発売されたのは2012年で、418枚限定のLPでした。
アート・ワークは、Gustav Doreが描いたThe Eagleという絵をもとにしています。
ダンテの神曲一場面なのだとか。。。
2015年には4枚組のLPとCDも発売されました。
こちらはLPです。
Sound Tracks JPRLPBX1
こちらはCDです。
Sound Tracks JPRCDBX1
以下は曲目で、CD、LP共に同じです。
1枚目は、2012年版のLPと同じ内容です(但しLPについて2012年版と2015年版を比べると、マトリックス・ナンバーが異なっているので、カッティングは違うようですね。2015年版には、ジョン・デイビスの刻印が入ってて、少なくともこちらについては彼がカッティングしたといえるかと思います。)。
2枚目は、丸ごとボーナス・トラックですね。
3,4枚目はDeath Wish IIのサントラです。
Lucifer Rising
1-1 Lucifer Rising - Main Title
1-2 Incubus
1-3 Damask
1-4 Unharmonics
1-5 Damask - Ambient
1-6 Lucifer Rising - Percussive Return
Lucifer Rising: The Second Coming
2-1 Lucifer Rising Early Mix
2-2 Sonic Textures 1 - Earth
2-3 Sonic Textures 2 - Air
2-4 Sonic Textures 3 - Fire
2-5 Sonic Textures 4 - Water
2-6 Sonic Textures 5 - Ether
Death Wish II
3-1 Who's To Blame
3-2 The Chase
3-3 City Sirens
3-4 Jam Sandwich
3-5 Carole's Theme
3-6 The Release
3-7 Hotel Rats and Photostats
3-8 A Shadow In The City
3-9 Jill's Theme
3-10 Prelude
3-11 Hypnotizing Ways
3-12 Main Title
Death Wish II: Expansion
4-1 Jill's Orchestral Theme
4-2 Alternate Jill's Theme
4-3 9M1
4-4 City Sirens
4-5 Baby I Miss You So
4-6 Hey Mama / Swinging Sax
4-7 Carole's Theme - Strings
4-8 Prelude
4-9 Country Sandwich
4-10 A Minor Sketch
またさらに、LPとCD各4枚を一緒にしたデラックス・エディションもありました。
109部 限定で、サイン付きだとか。
いろいろな曲が収録されているのですが、このうち映画に使われたのは、1枚目の、"1-1 Lucifer Rising - Main Title"でした。
。。。? 映画にはボーソレイユの音楽が使われたのでは?
この辺は、次回書くことにします。
ジミーが作ったサントラは、昔から誤解されていました。
ボビー・ボーソレイユが作ったサントラを、ジミーが作ったものだと思われていたのです。
その誤解は、80年代の終わりから90年代の初めころに発売された海賊版がきっかけだったと言われています。
海賊盤にはボビー・ボーソレイユが作ったサントラが収録されていたのですが、その作者がジミーだと紹介されていたからです。
当時、Lucifer Risingを見たというツェッペリンのファンは限られていたと思われ、海賊盤に書かれていたことを信じてしまったのでしょう。
ところで海賊盤はどのように作られたのでしょうか?
うーん、今となっては確かめようがありません。
ボビー・ボーソレイユのサントラは、80年代に1000枚限定で発売されたと言います。
また、映画そのものも80年代の始めには完成していたはずです。
とすると、海賊盤はそのどちらかをもとに作られたのかも知れませんね。
↓ちなみにこちらが80年代に発売されたサントラのようです。
https://www.discogs.com/ja/release/2057345-Bobby-Beausoleil-The-Freedom-Orchestra-Lucifer-Rising
今では、ジミーが公式なサントラを発売したので、ジミーの音楽がどんなものか簡単に知ることができます。
ただ。。。周りの友人に訊いてみても、ちゃんと聴いている人はいないようです(内容が内容だけに一回聴いておしまい、もしくはそもそも買わないとか)。
よく理解されていない状態は、今でも続いていますね。
昔から出回っていた映像ですが、これまで見られなかった場面が少しだけ見られます。
今まで公式に発売されたこともありましたし、TVのドキュメンタリーでも使われたことがあります。
今回は会場の雰囲気が伝わりますね。