しばらく更新を休んでいましたが、少しずつブログを再開したいと思います。
休む前にはいろいろなネタを考えていたのですが、もうすっかり忘れてしまいました。
そこで、まずは「Houses Of The Holy」から始めていきたいと思います。このアルバムは発売から今年でちょうど50年になるのですね。丁度いい節目なので、この辺から。。。
これまで50周年に当たる年には、「LZIII」や「Four Symbols」の音源について書いてきました。今回も同じように、残された音源を録音順に辿っていきたいと思います。
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見つかっている曲の中でもっとも古い曲は、「The Rover」です。
この曲は「Houses Of The Holy」には収録されなかったのですが、収録される候補の一つだったと言われていますね。1970年の初めにブロン・イ・アーのコテージで録音されたと言われる、デモ・テープの中に収録されています。
その音源については、以前こちらに書きました。
https://celebrationday.hatenablog.com/entry/2020/05/07/215437
tape 1の一曲目が「The Rover」です。
ヴォーカルはなく、ギターのフレーズがどことなく「The Rover」を思わせる、という感じです。2本のアコースティック・ギターを重ねたもので、左右に振り分けて収録していますね。
続いての曲は、こちらは「Houses Of The Holy」に収録された「Dancing Days」です。
この音源を聴かせてくれた海外の友人によると、録音した時期は1970年11月で、場所については情報がよくわからないそうです。
収録時間はわずか4分ほどですが、いくつかの曲が断片的に収録されていて、その中に「Dancing Days」が入っています。
1. Acoustic Demo #1 0:37
2. Electoric Demo 0:55
3. Acoustic Demo #2 0:57
4. Acoustic Demo #3 (Dancing Days) 1:47
5. Acoustic Demo #4 0:15
6. Acoustic Demo #5 (Dancing Days) 0:18
「Dancing Days」は、アコースティック・ギターによって演奏されていて、3と6で聴くことができます。残りの曲については馴染みがなく、後に何かの曲の元になったということはないと思います。
3「Aosutic Demo #3 (Dancing Days)」は、「Aosutic Demo #2」に続いて演奏されています。初めのうちは「Aosutic Demo #2」のフレーズを弾いているのですが、1分を過ぎたあたりからだんだんと「Dancing Days」のリフに似たフレーズに変化していきます。
6「Acoustic Demo #5」の方は、リフが「Dancing Days」そのもので、よりはっきりしています。
これらの音源は、曲として評価するというよりは、資料としての価値を評価するものでしょうね。何度も聴き返すものではないかもしれませんが、この音源を通じて曲の最初の姿を知ることができます。ジミーがどのように発展させていったのかを想像させる、興味深い音源と言えるでしょうか。