"Mother Ship"は2007年に発売されたベスト盤です。
"Early Days" と "Later Days" の役割を受け継いだ形の商品ですね。
リリースされたときのジミーのインタビューでは、”ツェッペリンはロックの規範でなければならない。マザー・シップのようなものだ”といった意味の話をしていました。録音が現代の音楽と比べて遜色のないものにしたかったようです。
結果当時の流行に沿って音圧の高い仕上がりになっていますね。
youleanで"ゴナリーブユー"の音圧を測定していました。
結果、-10.54dBですね。
"Definitive Box Set"が-12.57dBで、"Complete Studio Recoirdings"が-13.87dBですから、だいぶ音圧が高くなっていることがわかります。
ただし波形を見てみるとクリップはないようです。そのへんは基本通りマスタリングしているのですね。。。
マスタリング・エンジニアは、2014年から始まった一連のデジタル・リマスタリングも担当したJohn Davisです。
彼の話では、オリジナル・テープからマスタリングしたわけではなくて、元になった音源はUマチックで、George Marinoがデジタル化したテープを流用したとのことです。