George MarinoのCDと、他の盤をあれこれ比較してみます。
よく話題になる左右のチャンネル。ファースト・アルバムとPhysical GraffitiのD面は、チャンネルが逆になっている盤があることで知られています。
"ゴナリーブユー"冒頭のギターのアルペジオの聴こえてくるチャンネルを比べてみました。
- UKオリジナル盤 サフィックスA1 : 右
- USオリジナル盤 サフィックスA : 右
- USオリジナル盤 サフィックスB : 右
- USオリジナル盤 サフィックスC : 左
- Diamament CD : 右
- Led Zeppelin Box Set : 右
- Complete Studio Recoirdings : 左
Box Setはオリジナル盤と同じだったのに、あとから発売されたComplete Studio Recordingsでは逆になっていますね。
どちらもMarinoがマスタリングしたものなのですが。。。
続いて"The Wanton Song"冒頭のギターのリフ。。。
- UKオリジナル盤 サフィックスD1 : 左
- USオリジナル盤 サフィックスC : 左
- Diamament CD : 右
- Led Zeppelin Box Set : 右
- Complete Studio Recoirdings : 左
今度は逆にComplete Studio Recordingsがオリジナル盤と同じで、Box Setが逆になっています。
マスター・テープの箱には、92年の日付でLPと逆になっているという走り書きが記されています(リンクを見てみてください)。
90年に Box Setが発売されたときには、マスター・テープに収録されたままマスタリングしたのですが、92年ではLPを参考にしながらマスタリングをしたので、オリジナル盤と同じように左右のチャンネルを振り分けたのでしょうね。
。。。とすると、ファースト・アルバムはGeorge PirosがマスタリングしたCの盤を参考にしたのでしょうか。
また有名な話で、DiamentがマスタリングしたCD には"死にかけて"あとの咳が入っていないのですが、MarinoのCDには入っている、というものがあります。
あらためて聴いてみると確かに入っていました。
"死にかけて"
UKオリジナル盤 サフィックスD1 : あり
USオリジナル盤 サフィックスC : あり
Diamament CD : なし
Led Zeppelin Box set : あり
Complete Studio Recoirdings : あり
Diamentは、Steve Hoffmanのフォーラムでの質問に答えて、"咳があったか覚えていないが、もしテープに入っていたのなら消すことはない。"といったようなことを書き込んでいました。まあ、そういうことなのでしょう。。。