80年代のCDをマスタリングしたBarry Diamentのコメント、なかなか興味深いです。
マスター・テープはジミーが持っていて、アトランティックにはコピーしたテープしかなかったと。。。
Barry Diamentは、出来る範囲内でテープの持ち味を生かしたマスタリングしたのでしょうね。
気になる部分だけですが、80年代のCDをちょこっと聴き返してみました。
- ファースト・アルバムの左右のチャンネルはUK,USのオリジナル盤(USはサフィックスがA、Bの盤)と同じ振り分けでした。
- 聖なる館のThe Rain Songの最後の部分でクリック・ノイズが入るといわれているのですが、比べてみたところUKオリジナル盤にも入っていたのでデジタル的なものではなく、もともと入っていたノイズ(?)のようです。
- The Oceanではギター・ソロで若干ノイズが入るといわれますが、改めて聴いてみるとそれほど大きなものではないように思えます(若干ぱちぱち入る部分のことを言っているのかな?)。
- Physical GraffitiではLPでいうD面の左右のチャンネルが逆になっていました。
- またIn My Time Of Dyingの最後の部分にある咳は収録されていませんでした。
- Presenceの俺の罪は、イントロがLPと同じ長さでした。リマスター盤のフェイド・インは早くから始まり、イントロが長めに収録されています。
ちなみにPhysical GraffitiのD面については、以前こちらに書きました。どうしてひっくり返ってしまったかというと。。。
また咳については、US盤のCDでは、最初は咳が収録されていなかったのですが、後に咳が収録されるようになったといううわさがあります。Diamentは、もしテープに入っていたのなら、消すようなことはしないとコメントしています。どうなっているのでしょう???
もしDiamentが素性の明らかなテープを使ってマスタリングしたら。。。と想像してしまいますね。
写真は1997年に発売された紙ジャケCDです。
スタジオ盤についてはリマスターされましたが、永遠の詩についてはDiamentのマスタリングが引き続き使われたようです(要確認)。。。