ツェッペリンのアルバムは、基本的にはステレオで収録されましたが、一部に例外もあります。
南米諸国で最初期に作られた盤のいくつかはモノラルで収録されました。
またアメリカではラジオ局向けにプロモ盤が作られたのですが、この中にモノラル盤があります。
プロモ盤というと、ステレオについてはすべてのアルバムに作られたのですが、モノラルが作られたのはセカンド、サード、聖なる館の三枚だけでした。一部にはファーストにもモノラル盤があるのでは?という説もあるのですがどんなものでしょうか。。。
プロモ盤は、カバーにプロモ盤を示すステッカーが貼られていますね。
またレーベルについては、聖なる館までは白でしたが、Physical Graffiti以降は市販品と同じものが貼られました。
写真はプロモ・ステッカーです。
盤そのものは、ステレオの場合は市販品と変わらないのですが、モノラルはどうなっているでしょう。。。
盤によって違うようですね。
セカンドのカバーに貼ってあるステッカーには、CSG PROCESSと印刷されています。
これはステレオをモノラルに変換する過程でCSGを使用したことを示します。
CSGについては、以前このブログで取り上げました。
聖なる館は、ステレオ盤と(多分)同時にRobert Ludwigがカッティングしたようです。
今回のサードはどうかというと、CSGの記載はないですね。d/j copy monauralとあるだけです。。。
盤はどうでしょう?
レーベルはこんな感じです。
デッド・ワックスを見てみると。。。DKの文字が見えます。
これはアトランティック・レコードのマスタリング・エンジニア、Dennis Kingがカッティング(マスタリングも?)をしたことを示します。
モノラル化はCSGを使っての機械的な作業ではなかったのででしょうか。。。