写真は、72年のシドニー公演で、Rusty Brutsche氏が使用した機材です。
どんな機材を使っていたのでしょう。。。
1はディスク式ディレイのBinson Echorec P.E. 603-Tのヴァリエーションの一つでしょうか。
よく見かけるものとは多少デザインが違っているようです。
武道館公演を見た知り合いから昔、”ツェッペリンのエコー、ディレイは、ビンソンだよ。コンサートが終わった後ステージに登って実際に見たから間違いない”と話してもらいました。ジミーはECHOPLEXを使っていたはずなので、そのときにはホントかな?と思ったものでしたが、卓の方にはちゃんと設置されていますね。ロバートのヴォーカルにかけていたのでしょうか。
2はTeletronix LA-2に似ているのですが、LA-2のバリエーションの一つひとつかもしれません。ネットで写真を探したのですが、まったく同じものは見つかりませんでした。LA-2のヴァリエーションの一つだとしたら、オプティカル式のコンプレッサーでヴォーカルにかけていたかもしれません。
3-1,2は Urei 1176-LN ですね。有名なオプティカル式のコンプレッサーです。
4,5,6,9はデザインが似ていますね。
ノブの一つ一つが各チャンネルに対応しているのでしょう。テープが貼ってあって、どのチャンネルがどのマイクに対応を示しているのかを表示しているのでしょう。
4と6はGrommes Precision Electronicsの。。。ミキサーかイコライザーでしょうか?
5はGrommes Precision ElectronicsのG5M Tube Mixerです。
海外の友人から教えてもらったのですが、Rusty Brutsche氏が2015年のインタビューで次のように話していたそうです。
"Altec 1567は当時の標準的な6チャンネルチューブミキサーだったが、コントロールは低音と高音の出力しかできなかった。これとは別にGrommesというメーカーがあって、そちらは各入力について低音と高音をコントロールすることができたため、縦ラックに4, 5台のミキサーを収めることにした。また観客席に音を出すため、蛇のような長いケーブルを作ったが、構築するには長い時間をかけた。"
4,5,6,9はRusty Brutsche氏の話すGrommes Precision Electronicsの製品と考えていいかもしれませんね。
7はなんでしょう。わかりませんね。
8はKenwood KC-6060A Audio Lab Scopeで、オシロですね。
10は操作側からはわからないですね。反対側をみてもちょっと。。。電源でしょうか。