ミキサーを少し見てみましょう。
4 , 5, 5-2, 9, それから6 がミキサーだと思うのですが、4, 5, 5-2, 9は6chのようです。
チャンネルについたメモから、4は6ch, 9は5ch, 5は5ch, 5-2は2ch使われているようです。
計18chとなりますが、それぞれの楽器をどのように割り当てたかは、メモに書かれた文字がよく見えず、わかりませんね。。。
5と5-2については、Grommes Precision ElectronicsのG5M Tube Mixerと思われるので、ちょっと調べてみました。
↓こちらが、正面パネル(上段)と、背面パネル(下段)です。
ch1~5はマイク入力になっていますが、5chのみPhono入力があるようです。
ch 6は、端子台で受けるようになっています。
出力はRCAが3系統(tape, PA, Hi-Fi)、端子台が1系統、XLRが1系統あります。
扱えるのは6ch まで、それを1chにまとめて、複数の端子から出力できるようになっています。
背面の写真を見ると、XLRから出力されているように見えます。その先はうーん、どうなっているかわかりませんね。
おそらく6に繋がれていると思うのですが、背面がぐちゃぐちゃ。。。この写真が撮られたシドニー公演では、ラインで録音された音源は見つかっていないのですが(テレビ放送の映像は残っています) 、録音はされていたのでしょうか。とりあえずこの写真には、テープ・デッキは写っていないので、もし録音されたとしてもどのように繋がれたかはわかりません。
とはいえ、近年見つかった大阪のライン音源は、ここから出力された2chのステレオをもとに録音されたと考えられます。
6については、どんな機材だったか、もう少し調べてみたいですね。