Making Of LZ III 番外編 : Bombay Session 2

これまでBombay Sessionの詳細はあまり知られていなかったのですが、Super Deluxe Editionの発売に伴って、少しずつ様子がわかってきました。

Googleで、次のような言葉で検索をしてみてください。

”When Led Zeppelin recorded in Mumbai and rocked a Colaba nightclub”

”Led Zeppelin in India: the true story behind the secret Bombay sessions”

これらはBombay Sessionについて調査した記事で、なかなか興味深い内容です。。。

かいつまんで書いてみると。。。

Pherozeshah Mehta RoadにあるEMIのスタジオで録音されました。
録音には、Bollywood(BombayとHollywoodをもとにした造語。ボンベイがハリウッドのような映画産業の中心地だったことからそんな風に呼ぶようになったのだそうです。インド版ハリウッドといったところでしょうか?)の一流ミュージシャンが集められたそうです。
録音には使われたレコーダーはStellavoxのqaudriphonic。Stellavoxはスイスのメーカーで、同じくスイスのNagraのように高性能のテープ・レコーダーを製造していました(一時Nagraに買収された時期もあったようです)。ポータブルのオープン・リール・レコーダーで、4chステレオに対応していたということなので、SP-7という製品の一種と思われます。
使用されたレコーダーは、特にジミーのためにカスタマイズされたもので、インドで一般的に使われている8トラックのレコーダーよりも優れていました。現地のミュージシャンにとっては、見たことのない機材だったはずです。
参加したミュージシャンは、フルート奏者兼作曲家Vijay Raghav Rao、サーランギー奏者Ustad Sultan Khanで、その他パーカッション、バイオリン、シェーナイ、タンブラの奏者が加わったようです。
これらの記事では、Bombay Sessionとは別に、Slip Discというナイト・クラブでジャム・セッションをした話も記載されています(日本公演でのたち吉セッションのようなものでしょうか)。こちらもなかなか興味深い内容ですね。。。ご興味あれば読んでみてください。

LED ZEPPELIN - CELEBRATION DAYS

Led Zeppelinの音源を少しずつ集めています。