写真は日本盤の帯です。
初回のみ、ポスターがついていました。
本作は各国盤のプレスのためにラッカー盤を19枚作ったそうですが、その中にこの日本盤は含まれなかったようです。
オリジナルの日本盤は独自にマスタリング、カッティングされたのですが、なにより特徴的なのが、C面を除いて左右のチャンネルが逆になっていることでした。
本作はもともと左右のチャンネルが逆になっている盤があることで知られていますが、何があったのでしょう。。。
あくまでも仮説ですが、マスター・テープそのものに問題があったのかも知れません。
スーパー・デラックス・エディションについていたブックレットを見てみると、D面のみ注記があります。
左下に"NOTE :WHOLE SIDE FLIPPED COMPARES WITH LP." と11/10/92という日付が書いてあります(日付の左隣はなんと書いてあるのか。。。ちょっと読みにくいですね)。
80年代のCDはD面が逆だったのですが、93年のリマスター盤では元に戻っています。この記載は93年にリマスターしたときに追記されたものなのでしょう。
レコード化するときに、もともとマスター・テープに収められていた振り分けを変えてしまったとか。。。
それまでは記載がなかったはずなので、もしかしたら"〇面だけは逆でお願いね"という口伝えの情報をもとにマスタリングしたのかも知れません。。。これでは間違えてしまっても仕方がないですね。
日本盤のライナーは大貫憲章さんが担当したのですが、なんと音を聴かずに(イギリスの評論家の書いた文章を引用しているだけ)書いています。発売まで時間が迫っていたのでしょうか。
こちらはD面のNight Fligtから30秒取り出したf特です。
これが日本盤。チャンネルが反対になっているのでRチャンネルを表示することにしました。赤い線が、30秒間のpeakになります。
こちらはUK盤。Lチャンネルを表示しています。
最後にUS盤。Lチャンネルを表示しています。
日本盤の波形は、UK盤よりUS盤に似ているでしょうか。