2014年~2015年に発売されたSuper Deluxe Editionのブックレットには、リマスターに使われたと思われるマスター・テープの外箱の写真が掲載されています。
こちらはサード・アルバムのマスター・テープの外箱です。
貼ってある白い紙ですが、日付は70年8月26日、SD7201と記載されていますね。
これはUSオリジナル盤をカッティングしたときに使われたマスター・テープそのものなのでしょうか。
ただ箱に直接書き込んだのではないので、70年に作成した紙をコピーして貼り付けただけかもしれません。
セカンド・アルバムのマスター・テープと同じ太さの黒のペンで文字や数字が書き込まれています。
75年にUS再発盤が発売されるのですが、書き込みは、そのときどのマスター・テープを使ったらいいか調査した痕なのかも知れません。
19128という数字は、US再発盤のレコード番号、SD19128の一部ですね。
USE THIS ONEと書かれていますが、いくつかあるマスター・テープからこのテープが選ばれた可能性があります。
STLという文字と、周波数ごとのレベルが記載されています。素性がわからないテープをどのようにマスタリングしたらいいか聴いてみて、その結果を書いたのでしょうか。