4段のオール・パス・フィルターの動作をExcelで計算してみました。
まず特許のようにCR回路(キャパシターと抵抗から構成される回路)を4段並べたフィルターを右と左のチャンネルごとに用意しました。
表は様々な周波数について、各段で位相がどのようにずれるか、計算結果を示します。
青が右チャンネル、赤が左チャンネルとなります。
緑は右と左の差ですね。
キャパシターの容量と抵抗値は不明なので、各周波数の差が最小になるようにソルバーで計算しました。
グラフは右チャンネル、左チャンネル、差について、周波数と位相のずれを示しています。
位相のずれが120度になるように調整しましたが、やはり周波数によって、位相のずれ具合には微妙な違いが発生するようです。
ちなみにこちらは初段だけの状態で計算した結果です。
やはり周波数による位相のずれ具合はだいぶ大きくなります。
Compatible Stereo Generatorはよく考えられているな~、と感心します。