このブログも初めてから3年目になります。今年も少しずつ書いていこうと思います。
2014年から2015年にかけて発売されたリマスター盤についてもそろそろ。。。
そんなことをぼんやり考えていたところ、ちょうどラジオ番組から関連した話題が流れてきました(!)
番組は山下達郎さんのサンデー・ソングブックで、つい先日、1月5日に放送されました。この番組では、昔は大瀧詠一さんをゲストに迎えて新春放談という企画があったのですが、今年は宮治淳一さんを迎えて久々に新春放談が復活しました。
いろいろ深い話があったのですが、リマスターに関する話というと。。。
- アメリカ盤のシングルは、日本盤と比べて音圧が高い。これはカッティングの違いによるもの。
- 日本では、昔は原音に忠実であることが求められたため、リミッターをかける発想がなかった。
- 最近のアナログ・ブームは胡散臭い。単なるファッション。
- 2010年以降発売されたあらゆる重量盤を聴いたが、オリジナル盤を超えるものは一枚もない。
- 経年劣化で高音域が失われたマスターはEQやコンプレッサーで補正をかけても副作用が出てしまう(ステロイド状態)。
- 80年代のCDは音質は悪いが、2018年版リマスターなどより、かえって昔のCDをリマスターした方がよい。
- シュガー・ベイブのSONGSは、大瀧詠一さんが劣化する前のマスターからデジタル変換をしたので、音がいい。
大体、こんな感じでしょうか。
興味のある方は「山下達郎さん サンデーソングブック 2020年1月5日 新春放談 宮治淳一さん」というキーワードで検索してみてください。放送内容から起こした文章(ファンの方が起こしたようです。スゴイ!)を読むことができます。
同様の話は以前こちらに書いたストーンズの本にも書かれていますね。
ストーンズのアナログはあまり聴いたことがないのですが、SACDはなかなかいい音だという印象があります。
ツェッペリンのリマスターの場合は、どうでしょうね。。。