ツェッペリンは、72年10月に二度目の来日を果たします。
このときにコンサートのセットリストを大幅に変え、「Houses Of The Holy」の曲が常に演奏されるようになりました。
「The Song Remains The Same」と「The Rain Song」は初めて一曲丸ごと演奏されました。
「The Song Remains The Same」は、まだ曲名が決まっておらず、
ツアー初めの東京公演では、「Overture」とか「Campaign」と紹介されていました。
「Over The Hills And Far Away」や「Dancing Days」は、常に演奏されるようになりました。
「The Ocean」は演奏されたり、されなかったりですね。
「No Quarter」については演奏されず、翌年の73年USツアーまで待つことになします。
前にも書いたのですが、ジミーはこの来日公演で、ミュージック・ライフ誌のインタビューに応じていました。
ちょっと読み返してみたのですが、アルバムの録音について、「モービルスタジオを使ったけれど、結果的には気に入らなくて、普通のスタジオで録音し直した。曲によって雰囲気を選びたかったから。」と答えています。
これまで書いてきた内容から、さすがに全てを録音し直したとは思えないのですが、全てではないにしても、録音をやり直したということはあったのかと思います。
録音をやり直して、マスター・テープも出来上がり、ライブでも演奏ができるようになったのですが、日本公演のあとに、さらにアルバム制作の作業は続くことになります。次回は最後の録音作業について書くことにします。