4ch盤とmono盤のイベントが終わったあと、Zeppのレコードを数枚かけていただきました。
まずはLZ1のUSオリジナルで、マトリックス・ナンバーのサフィックスはAの盤です。
この盤が最も初期の盤なのですが、しばしば初期盤は音がいいと言われる割には音質面で(周囲の友達も含めて)少し不満に感じていました。
どうも高音が抑えられていている印象があるのです。
一方で初盤道を読んでみると、初期盤の中でもAが最高、と書いてあります。
大きな音で鳴らしてみるとよさそうなので、今回はbar3614のマスターにお願いして大きな音でかけてもらいました。
聴いてみると。。。確かにいい音ですね。
家で聴いていた印象とは違って高音が伸びている印象です。
B,Cの盤も比べてみたのですが、それらがちょっとうるさく感じるほど過剰だったのに対して、Aはまともな感じで、普通にいい音!という感じです。
機械が違うとなんだか評価が変わるなあ、と思いました。
続いてはLZIIのUS盤二枚です。
この二枚は、マトリックス・ナンバーのサフィックスがA/Aの盤とC/Aの盤で、共にPR工場でプレスされたものです。
実はこの盤で気になっていたのが、デッド・ワックスに刻まれたLW、LWPという記号です(LWというのは、Long Wareというメッキを行う会社のイニシャルですhttps://www.discogs.com/ja/label/438055-Longwear-Plating)。
最初にプレスされた盤にはLWと刻まれていて、LW社内でメッキ加工が行われました。少しあとにプレスされた盤にはLWにPが追記されていて、LWの盤とは違ったやり方でメッキ加工がなされたようなのです。
こちらがA/AのB面 に刻まれたLWです。
こちらはC/AのB面 に刻まれたLWPです。
初盤道によると、LZ1のLWとLWPではLWの方が音質が優れていて、LWの盤が存在するであろうLZIIのAの盤があれば凄そう、といった意味のことが書いてありました。
そこでいくつか初期盤を探してみたところ、手持ちの中では前述のA/Aの盤がLWで、C/Aの盤がLWPだということがわかりました。B面だったらLWとLWPの違いが比べられることになります。
で、B面の頭の”Heartbreaker”を聴いてみると。。。
確かに音は違いますね。
正直なところ、メッキ工程の違いで音が変わるとは思いませんでした。
但し、LWの方がLWPより優れているかというと。。。
一緒に聴いた方の意見では優劣はつけられない、という評価になりました。
LWの方が荒々しい音なのに対し、LWPの方はおとなしくまとまった印象でした。
またA/Aの盤については、"Whole Lotta Love"もかけていただきました。
お店でかけられる最大の音量で!とお願いしてかけてもらったのですが、すごく迫力があってよかったです。
でも受ける印象はいつもとちょっと違っていたかもしれません。
最近、TANNOYやJBLの大きなスピーカーで聴かせてもらったのですが、そのときにはボンゾがその場で叩いているようにさえ感じた(降霊会?)のですが、ちょっと違うかなと。
一緒に聴いた方の感想では、ギターの音が生々しかったとのことでしたが、確かにそうかもしれませんね。
この盤についても、やはり機械が違うと音の印象も違うのかなあと思いました。
大きな音量で聴くのは楽しかったですし、ちょっと気になっていたこともわかってすっきりしました♪
大きな音で聴き比べをさせてくださって、bar3614のマスターには本当に感謝です!