LED ZEPPELIN - CELEBRATION DAYS

Led Zeppelinの音源を少しずつ集めています。

オーディオ・チェック・レコード 2

オーディオ・チェック・レコードAD-1を使って、手持ちのカートリッジの周波数特性を調べてみようと思います。

 

ただ測定をするにはちょっと気を付けなければならない点があります。

 

AD-1に収録されているスウィープ信号は20Hz~20kHzなのですが、周波数特性は逆RIAAがかかっておらず、フラットでもありません。250Hz以下の音量がだんだんと下がっていく特性になっています。

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これはどうしてなのでしょうか。。。

RIAA収録すると、高域が上がって低域が下がる特性になります。もともと全域フラットな特性に逆RIAAをかけると、高域では溝が切れなくなってしまうからでしょうか。周波数も振幅が大きくなって溝面がなりたたないとか(線速度と振幅を計算すればわかるかもしれませんね)。。。


低域では再生するときに振幅が大きくなりすぎて針飛びを起こしてしまうのかもしれません。

 

通常のレコードの場合は問題にならないのでしょうか?
うーん、高域も低域も減衰していて、目いっぱい大きな音で収録されることがないので現実的に問題になることがないのかもしれませんね。。。。

 

AD-1を使って周波数を測定するには、添付資料にある補償回路を組んでフラットな特性にしなければなりません(特にCR回路の方はライン・レベルまで増幅するためのフラット・アンプも必要ですね)。

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ちょっと時間もかかりそうなので、今回はフォノ・イコライザーを通した音をデジタル録音して、波形編集ソフトで表示してみることにしました。ただRIAAがかかった状態では、ちょっと見にくいですね。

 

デジタル信号に、前に作った逆RIAAのプログラムを通してみましょう。低域は下がったままですが、AD-1に収録された状態を再現した形になります。

 

ちょっとややこしいですが、まとめるとAD-1>カートリッジ>アンプ内蔵のフォノ・イコライザーRIAA>WAVファイル>逆RIAAのプログラムという変換になります。