有名な話ですが、Four Symbolsは二度マスタリングが行われました。
初めはロス・アンジェルスのSunset Studioで、Andy Jonesが担当しました。
ただ仕上がりに問題があって、やり直すことになってしまい。。。
二度目はロンドンで、George Peckhamが担当しました。
カッティングを担当したのもPeckhamでしたが、すべての曲にPeckhamのマスタリングが採用されたわけではなく、レビー・ブレイクスのみJonesのマスタリングが採用されました。(※)
Peckhamがカッティングしたラッカー盤は複数あって、UK盤の他、ヨーロッパの一部の盤やUS盤のファースト・プレスにも使われていますね。
それまでのアルバムは各国それぞれでカッティングされたために音質にばらつきがあったのですが、本作から音質を統一する取り組みが始まったわけです。
写真はUKオリジナル盤のデッド・ワックスです。PORKYと刻まれていますね。
Peckhamはカッティングした盤にこのような印を刻みました。イニシャルは使わなかったようですね。
※Jonseのマスタリングは、レビー・ブレイクス以外には聴くことはできませんでした。ところが2014年のリマスター発売以降、天国への階段他数曲が、陽の目を見ました。