LED ZEPPELIN - CELEBRATION DAYS

Led Zeppelinの音源を少しずつ集めています。

Reels Of The Holy 18 : マスタリングとカッティング

11月の作業から大分時間が過ぎ、73年3月26日(28日、31日など諸説あり?)に「Houses Of The Holy」は発売されました。
全世界同時発売だったようです。 

そのマスターになったテープが、コンパニオン・ディスクの冊子に掲載されています。
こちらがその箱なのですが、面白いことに記入された日付は発売日のあとの5月29日となっています。

日付が発売日のあとなのに、「Overture」や「Many Many Times」と、古い曲名が書かれています。31374という数字は、March 13, 74でしょうか。

 

友達に意見を聞いてみたのですが、"もしかしたらコンパニオン・ディスクに掲載された箱はセーフティ・テープじゃないの?"とか、"マスタリングをし直したんじゃない?理由はわからないけれど"とか、いろいろな意見が出ました。

少なくとも2014年に出たリマスター(その他再発盤も?)はこちらのテープが使われたと思うのですが、オリジナル盤で使われたテープはまた別にあるのかもしれません。


以前、エディ・クレーマーが作ったマスター・テープがあって、カッティングもされたという話を書きました。

 

いろいろなテープがあって、ちょっと気になりますね。

 


「Houses Of The Holy」の英米オリジナル盤は、ボブ・ラディックによってカッティングされましたが、同時期にジョージ・ぺカムもカッティングをしていたそうです。「初盤道」にはそのあたりの話が載っていてなかなか興味深いです。

こちらはボブ・ラディックによってカッティングされたオリジナルUK盤です。

 

 

こちらはジョージ・ぺカムがカッティングしたラッカー盤から作られたUK盤です。
カッティングした時期は73年だと思うのですが、発売は数年後の再発盤です(リムにワーナーの”w”マークがついています)。


ついでにもう一枚。こちらはUS盤で、コロンビアのクラブ盤です(カバーにコロンビア製と印刷されています)。
ジョージ・ピロスによるカッティングです。