古いレコードは当時のオーディオ機器で聴くといいのかな? よくそんなことを考えます。レコードは、当時の一般的だった機器の特性に合わせて作っていたのでは?と推測しているからなのですが。
ツェッペリンを聴くとしたら、どうでしょう。。。
60年代のイギリスではまだまだモノラル機材が多く、特に若い人は電蓄で流行りの音楽を聴いていたのかも知れませんね。
70年代というと、だんだんと現代的なオーディオに近づいていたでしょうか。
アメリカは?
大きな家で、大きな音で楽しんでいたのかもしれませんね。
このブログの管理人、Dummy Pageは、ツェッペリン・ファンの友人が世界中にいます。
彼らに「ツェッペリンが現役当時、どんなオーディオ機器で聴いていたの?」と尋ねてみたのですが、彼らが言うには「日本製がやっぱりよくて、日本製の機器で聴いていたよ」と教えてくれました。
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舶来製品に憧れもあるせいでしょうか。彼らの母国の銘機を紹介してくれるものだと思ったのに。。。
少なくとも70年代半ば以降、ぼくの友人の間では、日本製のオーディオは思っていた以上に人気があったようですね。
とはいえ憧れもあって、当時の海外製品を使ってツェッペリンを聴いてみたいと思いました。
TD-150を入手したのはそんな理由です。
完動品を探して、イギリスの方から購入したのですが、どうも輸送中に事故があったようで、大分手直しをしました。
こちらは手直しをした際撮影した、ターン・テーブルをひっくり返してみた写真です。
。。。あっけないほど簡素ですね。
駆動源は、小型のACシンクロナス・モーターでした。電子制御機器はなくて、交流電源
の電源周波数を利用してLPの33.3r.p.mとシングルの45r.p.mを取り出しているようです。
トーレンスというと、人気のある機種にTD-124 mk IIがありますが、あの機種のようなベルト&アイドラー駆動ではなくて。。。TD-150は、この小さなモーターで駆動する、初のベルト駆動の機種なのでした。