ロバート・プラントが、先週21日に、16年ぶりに天国への階段を歌ったのだそうです。 場所はコッツウォルズのソーホー・ファームハウスというところで、癌のチャリティ・イベントでのことだったようです。 この企画は、元デュラン・デュランアンディ・テイラ…
大分前の話になりますが、エディ・クレイマーは自分が録音したテープをオークションに出したことがありました。その中にはツェッペリンのテープも複数あって、こういうものがオークションに出ていいものなのかと、とても驚いたのを憶えています。 そのテープ…
6月のUSツアーが終わり、8月になるとオリンピック・スタジオ1でアルバム制作の作業が再開されました。 この時期の音源というと、コンパニオン・ディスクにラフ・ミックス二曲が収録されています。 1.「Dancing Days Rough Mix With Vocal」1972年4月12日録音…
72年のUSツアーは6月に行われたのですが、中旬にはニュー・ヨーク近辺でコンサートが開催されました。ニュー・ヨークにはエディ・クレイマーのエレクトリック・レディ・スタジオがあったため、ツェッペリンはこの機会を使って録音作業を行ったようです。 ど…
5月後半からの6月にかけてのUSツアーでは、「Houses Of The Holy」に収録された曲、収録される候補だった曲がいくつか披露されました。ただし常に演奏されていたわけではなく、演奏したりしなかったり、気分次第だったようです。 以下に挙げた日付は、それぞ…
スターグローブスでの録音が終わりましたが、作業はさらに続きます。 スターグローブスでは何曲も録音されて、作業は大分はかどったように思えるのですが、実際はあまりうまくいかなかったようです。伝記やインタビューによると、せっかく録音したテープでし…
今回は、スターグローブスで録音された曲について書いてみます。 スターグローブスはミック・ジャガーが所有していた別荘で、録音をするためのスタジオというわけではありませんでした。そのため「III」や「Four Symbols」と同様、モービル・スタジオを持ち…
とても興味深い本です。 いろいろなミュージシャンについて記載があるのですが、ツェッペリンに関しては特に充実していて、すべてのスタジオ・アルバムについて紹介されています。 お勧めです!
今年2023年の3月の終わりに、ジミー個人のサイトで「The Rain Song」の初期テイクが発表されました。それまで未公開だったもので、「The Seasons」という曲名がつけられていました。 こちらで視聴できます。 映像には、以下の解説がついています。ちょっと読…
1972年4月30日に作られたラフ・ミックスを聴いてみます。 今回採り上げる二曲は、もともとは4月中旬にベーシック・トラックが録音されていました。1. 4月12日録音:「Houses Of The Holy」2. 4月16日録音:「Over The Hills And Far Away」 「Houses Of The Ho…
リッチー・ヨークによるツェッペリンの伝記を読むと、1972年4月に行われた録音の様子が書かれています。 ・4月の湿っぽい夜、リッチー・ヨークはオリンピック・スタジオを訪ねた。・スタジオ1では、ツェッペリンだけでなく、スレイドも録音していた。・ジミ…
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ツェッペリンは1971年の終わりから1973年にかけて、何度もコンサート・ツアーを行いました。以前にも書いたように、「No Quarter」を1971年12月に録音したのですが、それ以降はしばらく作業を中断することになります。本格的に録音が始まるのは、2月のオセア…
ツェッペリンは、アルバムの収録曲を発売前にライブ演奏することがありました。録音を始めた72年初め頃までの時期で、「Houses Of The Holy」の曲は演奏されているでしょうか。 ちょっと調べてみると、最も早いのは、1971年11月20日のロンドン公演で演奏され…
再び「No Quarter」について書いてみます。 「Houses Of The Holy」は、1972年の初夏にスターグローブスで録音した、と昔から言われていました。確かにスターグローブスで録音された曲は多いのですが、ロンドンで録音された曲も多いようです。「No Quarter」…
今回は「The Rain Song」のデモ・テイクについて書きます。この音源も海外の友人に聴かせてもらった数本のテープの中に収録されていました。収録時間は約4分半と短く、1テイクだけ収録されています。 演奏はアコースティック・ギター一本によるもので、静寂…
続いては、「No Quarter」の初期テイクです。 このテイクは、「Four Symbols」のリハーサルを収録した音源の中に含まれて、以前にも書いたことがあります。https://celebrationday.hatenablog.com/entry/2020/12/28/230050 「Four Symbols」のリハーサルは、…
しばらく更新を休んでいましたが、少しずつブログを再開したいと思います。休む前にはいろいろなネタを考えていたのですが、もうすっかり忘れてしまいました。 そこで、まずは「Houses Of The Holy」から始めていきたいと思います。このアルバムは発売から今…
針とびを防ぐためには、コンプライアンスの高い針を使いさえすれば安心なの?というと必ずしもそうではないようです。 よりよいとは言えそうですが、どれだけ有効なのかは、特性を調べてから判断したいところです。 こちらはレコードプレーヤに記載されていた…
この記事について書くのも久しぶりです(来日50周年のうちに書き上げようと思ったのですが)。どんなことを書こうとしたか、思い出しながら書いています。。。 まず、観客が録音したもの以外にどんな録音があったかを整理しましょう。 showcoのRasty Evansが録…
針とびを防ぐためにコンプライアンスの高い針を使うという方法は、昔から取り入れられていました。 60年代終わりころ、Shureが開発したMMカートリッジのV15あたりからでしょうか。Shureではトラッカビリティと製品の売りを表現していました。 コンプライアン…
しばらく更新していませんでしたが、今年もゆるゆる書いていきたいと思います。 針とびについて書いていて、放置してしまいましたね。。。 読み返してみますと。。。慣性について書いていますね。 そう、モノの動きには慣性という性質があって、 止まってい…
セカンドのUS盤や俺の罪では、針とびが起きるという話がありますね?針とびがどうして起こるのか、興味が出てきたので少し調べてみることにしました。 とはいえ、素手ではなかなか。。。 70年代に出版された技術書、山本武夫 著 「レコードプレーヤ」(日本放…
写真家のロス・ハルフィンの本が(やっと)届きました。 彼のツェッペリンのレコードを一冊にまとめたものです。 ロス・ハルフィンは、ヘヴィー・メタルのミュージシャンをよく撮っているのですが、ジミーも(ペイジ・プラントも)をよく撮っています。ツェッペ…
ホントかどうかわかりませんが、機器の接続を描いてみました(友達と妄想した結果です)。大阪公演はこんな風に音を出して収録していたのかな~?という。。。 上半分がshowcoの機材で、下半分が日本側が用意した機材です。 両者、複数のマイクを用意したと思わ…
えと、、、どこまで書いたっけ? 大分更新していなかったので、忘れてしまいました。。。。 ・おそらく東京と大阪、計4公演ではマイクをたくさん立てていた。 ・PAとマルチ・トラック録音用に二系統分用意したのでは? そうそう、この辺りまで考えたのでした。…
Four Symbolsが発売されたのが、71年11月7日だそうです。 50周年になるのですね。。。。 週末は、久々にUK盤をかけてみます♪ 白いカモメのM44で聴いてみましょう。。。。
6chのミキサーを数台からの信号を、一台のミキサーでまとめるとすると、マルチ・トラックの音源はどうやって録音したのか? と疑問が湧きます。 海外の友人によると、”マイクが普通より多く立てられていない? PAとは別にもう一系統準備して、そっちでマルチ・…
ミキサーを少し見てみましょう。 4 , 5, 5-2, 9, それから6 がミキサーだと思うのですが、4, 5, 5-2, 9は6chのようです。 チャンネルについたメモから、4は6ch, 9は5ch, 5は5ch, 5-2は2ch使われているようです。 計18chとなりますが、それぞれの楽器をどのよ…
9月の終わりに、海外の友達といろいろとやり取りをしました。 話題はちょうど50周年となる、71年の来日公演の公式録音についてです。 最初はなんとなく話していたのですが、なんだか盛り上がってしまって。。。 素晴らしい演奏だったとされているので、もし…